伝統工芸品制作のお手伝いを主婦の副業としています

私は手先が器用なものですから、若い頃から手仕事の内職に精を出してきました。ネットビジネスが大流行している現在にあって、今さら手仕事で生計を立てるのは少々古めかしいことかもしれませんが、私はネットには今ひとつ馴染めないので、自分が上手にできることをしっかりと頑張りたいと思っています。最近は様々な主婦の副業があるようですが、私の副業は手仕事の内職です。

南北に細長い日本では、それぞれの土地で独自の文化が歴史的に形成されてきました。私の旦那は転勤族なので、私も彼について日本全国さまざまな土地に移り住みましたが、行く先々で伝統工芸品に出会い、魅了されてきました。そして、自分でも伝統工芸品作れるようになりたいと思い、様々なワークショップに参加しては技術を習得してきたのです。あまりに私が熱心なものですから、そこで知り合った伝統工芸品の作り手様から内職の仕事を回してもらうことも度々ありました。伝統工芸品の内職の仕事は主婦の副業としてはそれほど割が良いものではないですが、ものを作る喜びは金銭には代えがたいものです。私は積極的に内職の仕事を請け負うようになり、その甲斐あって、様々な土地の手仕事の技を体得することができました。

秋田県に住んでいた頃はあけび細工の籠を作る内職をしていました。青森県に住んでいたときは津軽伝統の刺繍に興味を持ち、こぎん刺しボタンの内職をお手伝いしていました。九州に住んでいた頃は、焼き物の盛んな土地ですから、焼き物作成のお手伝いを主婦の副業としていました。他にも、岐阜県で水うちわを作ったり、香川県で和菓子の型を作ったりと、日本全国様々な民藝に主婦の内職というカタチで関わってきました。来月、夫が和歌山県に転勤することが決まりましたが、和歌山の伝統工芸品といえば棕櫚ほうきです。もしも機会があれば、ぜひその技術を習得したいものです。この先もいろんな土地でいろんな文化に出会うことでしょうが、そのたびごとに私はその技術を主婦の副業を通して身につけていきたいと思っています。

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